禰󠄀豆子の血鬼術である「爆血」。
そんな「爆血」は様々な効果があり、鬼の血鬼術を無効化する性質があります。
その性質を利用して、上弦の陸の毒を治癒したりと、ストーリーの中で大きな役割を果たします。
また、禰豆子の血鬼術は日輪刀と組み合わせて応用することで、鬼に絶大なダメージを負わせる使い方も。
今回の記事では禰豆子の「爆血」の効果を鬼滅の刃のシーンを交えて紹介していきます。
そもそも血鬼術とは何?簡単に解説

鬼が使う技を「血鬼術」といい、鬼舞辻無惨から血を分けられた鬼達が使う特殊能力です。
鬼によってその能力は様々で、鬼自身の血を媒体にして武器を作り出したり。
鬼殺隊士と戦闘する際に動きを読み取るなど、戦いを有利にするために使う技のことです。
そんな鬼が使う「血鬼術」にはそれぞれ特徴があり、その特徴は元々人間だった時に良くも悪くも心に深く刻まれた記憶・経験が大きく影響しているようです。
鬼は不死身かつ、人智を超えた強靭な肉体と高い身体能力を持ち合わせながら「血鬼術」を使い戦ってきます。
禰豆子の血鬼術は爆血で実は攻撃メインではなくサポート系!?効果は2種類

禰󠄀豆子の血鬼術は「爆血(ばっけつ)」といい、他の鬼のように攻撃メインではなく、鬼殺隊士を補助するためにサポート系の効果を2種類使うことのできる能力です。
①爆血刀を作る

「爆血刀(ばっけつとう)」とは、炭治郎の日輪刀の刀身に禰󠄀豆子の血が付着した状態で、「爆血」を使うことで火を帯びた日輪刀のことを言います。
鬼が不死身である理由の一つに、戦闘中に失った四肢さえも一瞬で治すほどの再生能力があります。
しかし、「爆血刀」は不死身な鬼にも絶大な効果を発揮し、切られた傷口は鬼の再生能力を持っても簡単に治すことは出来ず、鬼にとって大きな脅威となる刀になります。
初めて「爆血刀」らしき刀が作中に描かれたのは那田蜘蛛山編、下弦の陸・累と炭治郎が戦った時でした。
その時には「爆血刀」という呼び名には触れられておらず、その呼び名が初登場したのは刀鍛冶の里編、上弦の肆・半天狗戦です。
身動きが取れない禰󠄀豆子が炭治郎の日輪刀を握ったまま「爆血」を使うと刀身が真っ赤に燃えた日輪刀となり、炭治郎はそれを「爆血刀」と呼んでいます。
②相手の鬼の血鬼術の無効化!
禰󠄀豆子の「爆血」には敵の鬼が使う血鬼術を無効化する能力があります。
ただし、無効化するには条件があり、鬼の血を媒体にした攻撃(武器・効果)であることが必要です。
禰󠄀豆子の「爆血」が効果を発揮した戦いは以下のような場面がありました。
1つ目は、炭治郎が初めて十二鬼月である「下弦の陸・累(るい)」と戦い、禰󠄀豆子が血鬼術に目覚めた那田蜘蛛山編です。

下弦の陸・累が編み出した蜘蛛の糸は鋼より硬く、炭治郎の日輪刀がやすやすと折られてしまいましたが、、禰󠄀豆子の「爆血」によって焼き切られています。
2つ目は炎柱・煉獄杏寿郎と炭治郎達が共闘し「下弦の壱・魘夢(えんむ)」を倒した無限列車編です。

下弦の壱・魘夢の血で印字された乗車切符によって炭治郎達が眠らされてしまった効果を「爆血」の炎によって無効化し、目覚めさせた場面です。
なぜ遊郭編で禰豆子は解毒できたの?毒の治癒が出来た理由を解説

遊郭編「上弦の陸・妓夫太郎(ぎゅうたろう)」戦にて、敵の毒に侵された音柱・宇髄天元と嘴平伊之助。
その2人を禰󠄀豆子の「爆血」で解毒していますが、なぜ毒の治癒が出来たのか理由を解説していきます。
まず、禰󠄀豆子の「爆血」が効果を発揮する条件として、敵の鬼の血が媒体となっている攻撃かどうかという点が重要になります。
この点については、妓夫太郎が扱う骨のような形の血鎌と毒の攻撃は、どちらも妓夫太郎の血を媒体に生成しており鬼の血を使った血鬼術の一種と考えられます。
つまり妓夫太郎の毒攻撃は禰󠄀豆子の「爆血」が有効であり、毒の治療ができた理由であることが説明できます。

ただし、毒の治癒はされていますが、毒以外の怪我自体は「爆血」で治すことは出来ないようです。
実際に毒でかぶれた2人の皮膚は治癒されていたものの、宇髄天元が戦闘中に失った左目・左手、伊之助の傷などは治癒されてはいませんでした。
まとめ
今回は、禰󠄀豆子の血鬼術「爆血」が敵の鬼の血鬼術を無効化、毒を治癒する理由や爆血刀に関して解説しました。
禰󠄀豆子は鬼でありながら、鬼殺隊士と共に鬼舞辻無惨や十二鬼月と戦う唯一無二の存在です。
また唯一の存在である以上に、十二鬼月との戦闘では、禰󠄀豆子の「爆血」無くしては勝利できない場面があるほど、鬼殺隊にとって重要な役目を担っていると言えるでしょう。
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