鬼滅の刃のヒロインであり、竈門炭治郎の妹にして鬼となってしまった「禰󠄀豆子(ねずこ)」。
そんな禰󠄀豆子ですが、鬼の最大の弱点である太陽を唯一克服しています。
理由は様々あると言われていますが、今回は大きく3つの理由から考察を交えて詳しく解説していきます。
鬼は太陽に当たると消失してしまう

鬼は太陽(陽光)に当たるとその身が消滅してしまいます。
これは鬼の始祖「鬼舞辻無惨」も例外ではなく、誕生してから1000年間もの歳月を太陽の克服に費やしますが、成し得ることはできていません。
鬼にとって太陽に当たることは絶対的な「死」を意味するのです。
太陽以外の鬼の弱点(死因)を確認
基本的に鬼は不死の存在であり、まず死ぬことはありません。
そして、食べた人間の数、鬼舞辻無惨から与えられた血の量によって強くなっていきます。
ですが、そんな鬼も以下の3つに該当した場合は死んでしまいます。
①「日輪刀」で首を切られる。
日輪刀は、「陽光山」という太陽の光を年中浴びている山で採れた鋼を材料として作られています。
②藤の花で作られた毒にて攻撃。
蟲柱・胡蝶しのぶ特有の技です。
③鬼舞辻無惨に惨殺。
無惨のお気に召さなかった場合、配下でも問答無用で殺されます。
【克服】竈門禰豆子は刀鍛冶編で太陽に当たっても大丈夫な体質に

炭治郎達が刀鍛冶の里編で終えた時、禰󠄀豆子は太陽が当たっても大丈夫な体質に変化しました。
また、その際に言葉を話すようになり、禰󠄀豆子が人間に近づいていることが証明されています。
では一体なぜ、禰󠄀豆子は太陽を克服することができたのでしょうか。
【なぜ】禰豆子が太陽を克服できた3つの理由!
なぜ禰󠄀豆子だけが鬼にも関わらず太陽を克服できたのか、次の3つの理由が考えられます。
- 禰󠄀豆子は人や人の血を飲んだり食べていないから
- 竈門家が特別な家系だから
- 実は青い彼岸花を食べたことがあったから
それでは1つずつ一部考察を含めながら解説していきます。
①禰豆子は人や人の血を飲んだり食べていないから

禰豆子は登場する鬼の中で人を食べたり、人の血を飲んでいない存在となります。
そのため、”太陽を克服するキッカケになった”と考えることも可能です。
実際に鬼は人を食べることで強さが増していくと言われていますが、これは鬼化が進むことを示します。
つまり、人とはかけ離れた存在になるため、日光の下では生きられないモノになる可能性があるのではないでしょうか。
そのため、禰豆子が太陽を克服した理由として”人を食べず血を飲まない”ことが大切なのかもしれません。
②竈門家が特別な家系だから

原作中では明言されていませんが、竈門家が特別な家系だったとすれば禰󠄀豆子が太陽を克服した理由も十分説明ができます。
作中で竈門家が特別な家系(血筋)であるのを伺えるのが次の2つです。
- 呼吸術の生みの親「継国緑壱」から日の呼吸(ヒノカミ神楽)を継承していること。
- 竈門家の者の血は特別であること。
竈門家の血については、次の珠世のセリフから読み取ることができます。
“浅草で無惨に鬼化させられた男性が自我を取り戻しました 禰豆子さんの血のお陰です 無惨の支配から解放され少量の血で生きていられる 禰豆子さんの血の変化には驚いています この短期間で血の成分が何度も何度も変化している“
【127話 珠世のセリフより】
このように何らかの特別な血筋であることが考えられます。
また炭治郎も鬼になりましたが、一瞬で日光を克服していることを考えると、竈門家の人間は2人太陽を克服したことになります。
③実は青い彼岸花を食べたことがあったから

3つ目の理由は青い彼岸花をなんらかの形で摂取していたということです。
ちなみに青い彼岸花は太陽を克服するための条件の1つとして、鬼舞辻無惨が說明しています。
そのため、鬼舞辻無惨は鬼を使って、青い彼岸花を探していたわけですね。
公式ファンブックで青い彼岸花の存在は炭治郎と禰豆子の母親が場所を知っていたと明かされました。
青い彼岸花があった場所とは?
そして、青い彼岸花が咲いていた場所はこちら。
継国縁壱の妻、うたが数百年前に埋葬された場所(自宅近くと言われている)
炭治郎の自宅は縁壱が住んでいた場所となっており、炭治郎や禰豆子も子供の頃に青い彼岸花を触れる。
もしくは彼岸花は食べることも可能なので、何かのタイミングで食べていた可能性があるかもしれません。
そのため、禰豆子や炭治郎は青い彼岸花の摂取量が多いため、日光を克服した鬼になった可能性が考えられます。
まとめ
今回は、竈門禰󠄀豆子が太陽を克服できた理由を解説しました。
禰󠄀豆子が太陽を克服したことは、炭治郎にとってはとても喜ばしく、無惨には悔しくも大変興味深い出来事だったに違いありません。
太陽の克服は、竈門家の人間が鬼になってしまったが故に起きたのかもしれませんね。
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