大人気漫画『鬼滅の刃』。
その中で上位の強さをもつ上弦の鬼の1人「童磨」。
そして「伊之助」の母親である「琴葉」。
2人の関係性と、さまざまな説について解説していきます。
この記事ではコミックスの内容を含みます。
アニメ化されていない内容を含むため、ネタバレに注意してください
童磨と伊之助の母親である琴葉の関係性を解説!
結論から言うと、童磨と琴葉は宗教の「教祖と信者」の関係にありました。

宗教団体、極楽教の教祖の息子として生まれた童磨。

虹色の瞳、白橡色の髪から神の子とされ、宗教の看板として生きてきたようです。
鬼となった後も万世極楽教という宗教団体の教祖でした。
しかし、鬼となった後は救済という名目で信者を食べていた童磨。
そんな童磨のもとに逃げてきたのが、まだ赤ん坊の伊之助を抱いた琴葉でした。

琴葉は夫、つまり伊之助の父親から日常的に暴力を振るわれていたんだとか。
泣いている赤ん坊の伊之助にも被害が出そうになったため、助けてを求め童磨のもとを訪れたようです。
このとき、琴葉は夫からの暴力で顔は腫れ、片目は失明。
雪の中を裸足で走ってくるなど、ボロボロの状態でした。
そして、童磨が琴葉を保護したことで、2人は「教祖と信者」の関係に。
このときはまだ琴葉は童磨の正体について知る由もありませんでした。
童磨は伊之助の母親の琴葉を大切にしていたのはなぜ?


心地よい心もきれいな人が側にいると心地が良い。

寿命が尽きるまで側に置いておいて食べるつもりはなかった。
童磨は食べると強くなるスピードが早い若い女性を好んで食べていました。
実際に遊郭編の最後でも登場したコトから、相当数の女性を食べてきたことがわかります。
童磨は琴葉が好きだった説も!
童磨は琴葉を殺し食べたことについて、伊之助にこう語っています。

家に戻っても旦那に殴られるし、1人じゃ何もできないから母子で野垂れ死にだし

しかし、琴葉を追ってきた夫と姑を殺し、山に捨てていることが後に判明。

このことから、童磨は嘘をついている事がわかります。
嘘をついた理由は定かではありませんが、琴葉を食べた事を正当化しようとしてるようにも聞こえますね。
また嘘の発言をしたコトから、読者の中には童磨は”琴葉が好きだったのでは?”と考えている方もいらっしゃるようです。
童磨は琴葉を忘れていたから好きではないとの声も
一方で、童磨は琴葉のことが好きではなかったという意見もあります。

童磨が伊之助との戦闘で、伊之助の被り物を奪ったシーン。
このシーンで童磨は伊之助の顔に見覚えがあると言います。
その後自身の脳を直接触り、そこで琴葉のことをようやく思い出します。

もし仮に童磨が琴葉のことを好きだった場合、こんな事をせずとも琴葉のことを覚えているはずです。
そのため、童磨は琴葉のことを好きではなかったという意見もあるみたいです。

また、童磨は伊之助とカナヲにたおされた後、初めてしのぶに恋をしたと発言。
このことからも琴葉には恋愛感情はなかったのではないかと考えられます。
童磨は最終的に琴葉を食べてしまった
童磨は琴葉のことを食べずに側に置いておくつもりでした。
しかしあるとき、鬼として信者を食べていることを琴葉に気づかれてしまいます。

童磨は琴葉に説得を試みたみたいですが、理解はされませんでした。
その後、琴葉は寺院を飛び出し童磨から逃げようとしますが、童磨に追いつかれてしまいます。
そして、琴葉は童磨に殺され、食べられてしまいます。
また、この際に童磨から逃げる琴葉は、赤ん坊の伊之助を崖から落としました。

その後、伊之助は生き延び、猪によって育てられました。
伊之助が猪の被り物をしているのは、育ての親である猪の母親の形見だからだそうです。
伊之助は猪に育てられたのになぜ日本語を話せるの?

琴葉が死の間際に崖から落とした後、伊之助は猪によって育てられました。
琴葉によって育てられた期間、伊之助はまだ赤ん坊で言葉は喋れません。
そして、その後は猪によって育てられているので、本来日本語を話せないはず。
しかし伊之助は炭治郎や善逸達と普通に会話しています。
それは一体何故なのでしょうか。
伊之助は幼少期に日本語を教えてもらった
実は幼少期の伊之助に日本語を教えた人物がいたのです。

それがこの老人とその孫のたかはるです。
老人は伊之助にご飯をあげたり、百人一首を読み聞かせたりしました。
そのおかげで伊之助は自然と日本語を習得していったようです。
また、伊之助の口が悪いのは、孫のたかはるの口調が影響しているみたいですね。
まとめ
今回は上弦の鬼である「童磨」と鬼殺隊の「伊之助」、そしてその母である「琴葉」の関係について解説しました。
童磨が好きだったのはしのぶなのか、琴葉なのか、どちらでもないのか。
こうした隠された感情を作品の細かい描写から考えるのも面白いですね。
コメント
コメント一覧 (1件)
ファンブック2でも書かれていますが、童磨は一切感情を感じなかったとあります。
そして、精神世界?でのしのぶとの会話で初めて胸の高鳴りを覚え、それを恋と認識したのです。(顔色が変わったので嘘ではないとわかる)
つまり琴葉には愛情を感じなかったということ、童磨の生前の優しく見える態度は、全部上っ面ということなのでしょう。